新譜チャリティCD「Beautiful」好評発売中!オンラインショップへ

2023年08月11日

教育が変わるかもしれない第一歩 ④

三好さんと自分とで、
遠慮も忖度もなく
意見をぶつけているにもかかわらず
皆さん真摯に耳を傾けているところが、
この事業がこれまでの不登校対策と
一味違うところでしょう。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

最初に書いたように
そもそも僕が
教育委員会関連の会合に招かれることは
とても珍しいんです。

平成25年度、うちらが企画した
“SCHOOL OF ROCK”という事業が
珍しいことに
「文部科学省いじめ対策等生徒指導推進事業」
の一つとして採択されました。

これは、
僕とスクールスタッフ、ブルーハーツ梶原さんが
約一年間、浜名小学校6年生2クラスで
パーカッション、曲作り、歌、ダンスなど
一緒に音楽を楽しむ講座を続けながら
子どもたち一人ひとりの
特徴や特性、関係性などに注視して
担任と情報共有をし、
いじめのない温かい環境づくりを
目指してゆくというものでした。

その事業終了後、
文部科学省での報告会に参加しましたが、
何百人もの教育関係者、事業受託団体に紛れて座る
ROCKTシャツのおじさんが“浮いている感“の
ハンパなさと言ったら 笑
でもこの会議ではそんなことちっとも感じません。

あ、僕が空気を読まなかったから?笑

いやいや、今回県教委が持っている
「耳を傾けてゆく覚悟」があるからでしょう。

僕はいつでもどこでも言いたい放題ですが(笑)
今回は手ごたえのある言いたい放題でした(^^)

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

こんな僕でも
福祉関係、医療関係、幼稚園、自治会など
いろんなところから
講義や講演会、勉強会などに招かれ
話をしてきましたが、
学校に招かれて講演をしたのは
記憶の限りだと中学校で2回、
高校と小学校PTA各1回と
極端に少ないのです。

「先生」という“肩書”を持った人たちにとって、
僕のように“肩書”を持たない人間は
扱いにくいんだろうな 笑
本当は学校の先生たちにこそ話をしたいのですが。

そんな話をしたら、三好さん

「僕はよく教育委員会などで招かれて話します。」(!)

「でも講演や勉強会などに先生方を招いても
ほぼほぼ来ませんね。平日は忙しいから。
夜間や休日はクラブや行事、または勤務外だから。
いろんな理由で。」

全くその通り。
自分も20年も教員やっていたから
皆さんお忙しいのはよくわかる。

学芸高校に勤めていた時代、
「忙しい。忙しい。」が口癖で、
定時になるとそそくさと帰ってゆく先生も
何人もいましたが 笑
そういう人はともかく、
熱心な先生ほどめちゃくちゃ忙しいのも確か。

それならば、学校のトップが引っ張って
「仕事」として勉強の機会を設ければいい。

でもぶっちゃけ、
学校教育現場にどっぷりと浸かってきた
特に管理職のような先生方の中には、

「学校外の連中のアドバイスなどいらない」

「学校に批判的な話など聞きたくない」

と思っている人たちが少なからずいます。
柔軟で包容があり想いを持った先生が
学校の在り方に疑問を持って
変えてゆかねばと思ったとしても、
こういう人たちが「岩盤」となって
なかなか変わってゆかない。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

これって学校に限らずいろんな場所で、
社会全体としてもありますね。。。

でも、そういう
「既成概念」「固定観念」で凝り固まった
「岩盤」を切り崩さなきゃ、
社会を変えてゆくことも
子どもたちの未来を明るくしてゆくことも
できないんだけど。。。

既存の不登校対策なるものが

「家庭訪問などで担任との繋がりを保つ」

「保健室登校や別室登校を促す」

「スクールカウンセラーと面接する」

そして

「適応指導教室を紹介する」という
“学校復帰コース”しかなかったのも
「既成概念」「固定観念」の
"岩盤”があるからではないでしょうか?

あ、僕はこれら古くからある不登校対策を
全否定するわけじゃないんですよ?

なぜなら、
結果的にそういう支援によって
より良い生き方ができた子もいるはずだから。

でも、
学校という「足かせ」から抜け出せた時に、
自分らしい生き方や
本当の意味での幸福感を得られた子も
たくさんいます。

不登校という選択肢を選んだ自分は
他の多くの子たちのように
無意志で流されで生きているのではなく
自分の生き方を主体的に選んでいるんだという
確固たる誇りを持って
人生を満喫している人もいるのです。

「学校復帰」=素晴らしいこと
と単純に考えるのは間違いであり、
「学校によって人生を狂わされた」人は
数えきれないほどいるという
現実から目を逸らしてはいけない
ということなんです。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

浜松では今年度の予算で

「不登校に陥らないための未然防止や、
不登校状態になった児童生徒の教室復帰と
社会的自立を目指した初期対応、
自立支援を行う。」

として、

「校内適応指導教室を45教室に増やす。」

「校外適応指導教室を10教室に増やす。」
(もちろん教育委員会と近しい団体が運営)
などと大きな予算をつけてPRしています。

正直、笑ってしまいました^_^

結局のところ「適応指導教室」であって
そもそもの方針も何も変わっていない。

運営している人たちも、上の人たちは
ガチガチの「先生!」って人たち。

先生方が深い知見を得れば、
少しは変わるはずなのに、
うちらのような現場の声も聞かず
“身内”のお偉いさんだけで

チョコチョコやってもね~
だから

「もっと現場の先生方に
不登校や発達障がいについて知ってもらい
学んでいただかないといけませんよね。」

「僕を呼んでもらえるなら、
いつでもただで講演しに行きますよ 笑」

こう提案しておきました(^^)

浜松ではどうかな~?? 笑

正直期待はしていませんが、
うちらは自分たちが
子どもたちのためにすべきことに
粛々と取り組んで行くのみです(^^♪
まだまだ発言は続きます^_^
次で終わるかなぁ
教育が変わるかもしれない第一歩 ④
教育が変わるかもしれない第一歩 ④



Posted by いもねこ at 11:21│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

プロフィール
いもねこ
いもねこ

◆雑貨カフェいもねこ

静岡県浜松市南区芳川町320
(芳川町交番となり)
遠鉄「芳川」バス停より徒歩1分
電話: 053-570-3877
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 無休(年末年始を除く)

【ランチ&レイトランチ(定食メニュー)提供時間】
11:00~17:00

準備や仕込みの関係で、ランチ開始時間は少々お待ちいただくこともございます。どうかご了承ください。

※上記以外は、スイーツとカフェのみのご提供となります。


大きな地図で見る

◆いもねこショップ

静岡県浜松市東区天竜川町1044-1
電話: 053-589-3080
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 無休(年末年始を除く)


大きな地図で見る
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
削除
教育が変わるかもしれない第一歩 ④
    コメント(0)