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2023年01月07日

ご協力いただけると嬉しいです!!



昨日からクラウドファンディングを始めました。
その理由と内容をお読みいただけるとありがたいです!!

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スクール開校から18年間、いもねこ開店から13年間、
たくさんの方に支えられながらたくさんの子どもたちは成長し、
たくさんの人が癒されて歩みを続けてきました。
もちろん、全員が完璧に成長できたというわけではありませんが、
大学に進学した子
大学卒業後、福祉事業所で支援員として働いている子
バスの運転手になった子
映像編集会社で働いている子
主婦になって子育てをしている子などなど、
それぞれにいろんな道を歩んで自立している子たちがいます。

現在スクールで働いているスクールで育ったみんなは
巷の「精神保健福祉士」「カウンセラー」「心理士」よりも
ずっと的確に子どもたちを理解しサポートする力量を持っています。
また、事務的な仕事や給与計算という地味な仕事をしているみんなも、
それぞれの能力を発揮してみんなを支えてくれています。

ところがここ数年、
私たちを取り囲む環境は年々厳しくなってきて
運営そのものが難しくなってきています。

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その要因の一つはやはりコロナです。

一昨年来、カフェやショップへのお客様は激減しました。
コロナが始まった一昨年は
持続化給付金で何とか持ちこたえたものの、
昨年、今年と売り上げは下がり続けています。
一日の売り上げが1万円にも満たないことも少なくなく、
売り上げ2千円なんて言うこともありました。

その一方で
就労支援事業所いもねこで働きたいと
集まってくれる人たちは後を絶たず、
そういうみんなが働く場所を増やす必要に迫られ
一昨年11月には南区に「ちびねこ」を出店しました。

子どもたちが集まれる場所をと考えた
駄菓子をメインの一つとしたお店なので、
高い売り上げを見込めるはずはありません。

でも子どもたちがたくさん来てくれて、
利用者のみんなも目が回るように忙しい時間もある中で
働き甲斐を感じて、どんどん自信を取り戻し
長時間でも働けるようになっていきます。

それ自体とてもうれしいことですが、
スクールで育った子たちも就労支援を利用するようになり、
サポートするスタッフも多く必要になってゆき、
そうなれば当然人件費は膨れ上がっています。

また「就労継続支援A型」には
「収益で利用者の賃金を賄いなさい」という目標設定があり、
それを満たさない場合は補助金が減らされてしまいます。
利用者のみんなへのサポートを手厚くしても、
売り上げが減れば補助金が減らされることにも繋がり、
相乗的に運営が厳しくなっていってしまうのです。

本当に意味不明で冷酷な制度設計です。

そしてさらに追い打ちをかけるように物価の高騰。
いもねこでつくっているクッキー、ケーキ、お食事などの
原材料や食材はできる限り添加物を避けているため、
どうしても原価率が高くなります。

でも、円高で物価が上がっているからといって、
粗悪な原材料にしてコストを下げることは
できるだけ避けたい。

でも、原材料の質を維持するならば
値上げをせざるを得なくなりますが、
そうすると裕福な方を対象とした
高級志向の店になってしまい、
私たち自身がそうであるように裕福でない庶民はもちろん
生活にも困窮している方たちは
さらに近寄りがたくなってしまうでしょう。

そしてもちろんお客さんはさらに減るでしょうし、

そうなれば働くみんなのモチベーションも下がり
自信も失っていってしまいます。

こうして考えてゆけば、
利益率を下げてでもお客さんに来てもらえる努力をするしか
選択肢はないのです。

大企業が、営利を求めるために物も人も大量消費し
裕福ではない消費者を切り捨ててしまうのに対し
私たち自身も社会的に立場の弱い側にいて
いもねこもその視点を大切にしているがゆえに
こうした厳しい現実に直面しているとも言えます。

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さらに、工房がこれまでお借りしていた建物はとても古く
福祉施設としての耐震基準を満たしていないことがわかり
移転先を探さなければなりませんでした。

いろいろな場所が候補にあがりましたが、
10月、いもねこショップがある建物の並びの数区画が空き、
管理者であるマックスバリュと賃貸交渉に入りました。

その結果、
1月から内部の改装工事を始め、2月中には完成。
遅くとも3月にはこの場所で開業できる予定となりました。
そのためには300万以上もの移転経費が掛かってしまいます。

でも、前向きに考えています。
前に進むしかないからです。

そしてせっかくここに移転するのなら、
このエリアを”いもねこ”色に染めたいと考えました。
決して大きな建物ではありませんが
いもねこショップの並びにあるので、
クッキーやケーキの直売もできます。

これまでの工房の場所とも遠く離れてはいないので、
働いてくれているみんなにとっても
移転のストレスは少なくて済むでしょう。

普段いもねこショップには
近所の子どもたちが遊びに来ますが、
子どもたちが優しい気持ちになれるような
エリアにしたいと願っています。

いもねこのつくりあげてきたゆるく優しい雰囲気に満ちた
「いもねこタウン」にしてゆきたいのです。

そしてこの場所から、
バリアフリーで優しい社会へと変えてゆきたい、
いもねこの想いを少しでも現実のものにしてゆきたいのです。

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コロナが始まってからずっと
「経済を止めてしまったら
どんどん生きづらい世の中になってしまう」
「みんなが保身だけを考えため込んでしまったら
社会全体が悪くなってしまう」
と考えてきました。

また一般的に考えると、
不況になったり運営が厳しくなったりしたとき
企業が最初にやることは、人件費のカットです。

でもそれは避けなければいけない。

自信を取り戻しながら日々地道にまじめに働いてくれて
精一杯暮らしているみんなの生活を守ることが
私たちの“役割”だからです。

スタッフも必死に頑張ってくれています。
たくさんの人たちが私たちを支えてくれています。

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そこでお願いです。
もちろんこのクラウドファンディングに
協力していただければ嬉しいことですが、
このご時世ですから決して無理はせず、
SNSやメール、口コミなどどんな形でもよいので
お友達や知り合いの方へぜひ広げていただきたいのです。

小さなことだけでも、とてもありがたいのです。

もしも支援が集まれば、
工房はとても忙しくなるかもしれません。
働いているみんなもスタッフも大変になるかもしれません。
そしてリターンの発送が
4月、5月にずれ込むかもしれません。

でもそれがまたみんなの働きがいや自信へと
繋がってくれるものと信じます。

私たちも潰されないように闘ってゆきます。

どうかよろしくお願い申し上げます。





Posted by いもねこ at 23:02│Comments(0)
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プロフィール
いもねこ
いもねこ

◆雑貨カフェいもねこ

静岡県浜松市南区芳川町320
(芳川町交番となり)
遠鉄「芳川」バス停より徒歩1分
電話: 053-570-3877
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 無休(年末年始を除く)

【ランチ&レイトランチ(定食メニュー)提供時間】
11:00~17:00

準備や仕込みの関係で、ランチ開始時間は少々お待ちいただくこともございます。どうかご了承ください。

※上記以外は、スイーツとカフェのみのご提供となります。


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◆いもねこショップ

静岡県浜松市東区天竜川町1044-1
電話: 053-589-3080
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 無休(年末年始を除く)


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